こんにちは、船橋北口徒歩2分【美容鍼・不妊鍼灸・痛み除去】の
おれんじ鍼灸院です。
今日は『気圧と自律神経の関係』についてです。
雨が降る前は古傷が痛む、体調が悪くなることがよくあり、ほとんどが自律神経の状態によって起きるものと考えられています。
自律神経は環境の変化に身体を適応させる働きをもち、気圧の変化に体を対応させようと自律神経ががんばって調節している状態です。
●低気圧とは
低気圧とは空気中の酸素が少ない状態で軽い山登りをした状態です。
雨が降るのは温められた海水や空気が蒸気となったり山にぶつかって上空にあがり、上空で冷やされて水滴になって落ちてくるという仕組みです。
この現象が強い勢いで発生し、地球の自転の力も加わわって渦となった状態が台風です。なので、空気が上昇すると空気中の酸素が少なくなります。
●こんな症状がでます
気圧の変化は身体にいろいろな影響を及ぼします。
成人の身体の約60%が水分で、水分は圧力を保つ働きがあり、低い空気中へ向かい、細胞内液も外に向かって膨張します。
これがむくみになったり、血管が拡張して血圧が下がると考えられています。
頭の血管が膨張すれば頭痛、喉の血管が膨張すれば気道が腫れて喘息という症状にもつながります。
暖かいと人間の身体は汗をかいて水分量を調節しますが、雨が降りがちで湿度が高く汗が十分に蒸発せず、皮下にたまり、むくみにつながります。
自律神経は呼吸からも“酸素が薄い”、目からは“暗い”、内耳にかかる圧力で“気圧が低い”ことを感知します。
すると、活動に適さない環境と判断して副交感神経を優位に働かせ、身体をゆっくり休息とエネルギー蓄える状態に切り替えます。
低気圧になるとだるい、眠い、疲れると感じるのはこの為です。
さらに台風のように急に大きく気圧が低下し始めると、副交感神経の急な調整が不調と感じるほどになってしまうのです。急激な気圧の変化は要注意です。
最近の研究でヒスタミンが低気圧で分泌が増えることが解明されたそうです。
ヒスタミンは外部からの刺激があると肥満細胞から分泌され、免疫活動に指令を出す働きをします。
これが過剰に働くと、花粉症やアレルギー症状となります。
副交感神経の過剰な働きとヒスタミンの作用も加わり不調も悪化しやすい状態にあります。
低気圧の不調は、自律神経が追いつかないこととヒスタミン過剰分泌によるものでホルモンバランスが悪い、身体が冷えやすい、睡眠が不規則な方には影響が及ぼしやすい傾向にあります。
アレルギーをお持ちの方は同じ症状が出ることもあるでしょう。喘息や頭痛が多い方は発作に注意が必要でしょう。また急な反応ですので、いつもよりも症状がひどくなる可能性もあります。
●対策しましょう!
自律神経への負担になる暑さ、冷え、睡眠不足を避け、自分のアレルギーの対症療法を前もって準備しておけば、かなり軽減できる可能性がありますね。
当院の治療では自律神経の鍼灸治療をおすすめします。
自律神経のバランスをとって、身体の冷えや内臓の働きを改善させます。
温暖化で雪が減り、ゲリラ豪雨が増えて急に雨が降ったり、夏も急に涼しくなって暑さをぶり返したり、地球の気候変動を身をもって感じています。これからも変化は続くでしょう。
季節の移り変わりを肌で感じつつ、素敵な秋を迎える準備をしましょう。
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